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~alteration to the otherworldy~ [小説ネタ帳]

ネタは新鮮なうちに、Notepadに記録しますが、
名前と、どのファイルに終い込んだか忘れてしまう★のでココに保管します。

※マニ宝珠とは全く関係のない思いつきの作文だったり、
 夢でみて鮮明に残った記憶を元に脚色してみただけだったりします。

まあ。ネタを実際に使用するかどうかも未定ですし‥公開するのは、

皆様の創作のインスピレーションに役に立つこともあるかなと思ったもので。


【Shōgun 将軍】イギリス出身のこの航海者への関心が海外で再熱してます/JAPANの鼓動
https://www.youtube.com/watch?v=GC18vJinCbM


【日本史マンガ動画】徳川家康に仕えて武士となった
三浦按針(ウィリアム・アダムス)の生涯/連載終了漫画家・徳永サトシ
https://www.youtube.com/watch?v=gG8Se2BCIcE


【日本史マンガ動画】異国で王になった武士~山田長政の生涯~/連載終了漫画家・徳永サトシ
https://www.youtube.com/watch?v=cByTA5Yqf7o

戦乱より冒険好きで、世界史は「大航海時代」が好きな方なら、漂流からの立身出世劇は胸熱だな♪

・・・

2012/1/29のYahoo知恵袋より

Q.反対語についての質問です。「歴史を遡る」の反対語って何ですか?

A.歴史を遡るには上る下るの意味は無く(希薄で)、
 辿る、尋ねるでしょうから適当な反対語が浮かびません・・・★√


+(ー̀ωー́ ) フッ‥こんなの簡単だ。

逆+月=遡

の反対なら、進+日=? でいいじゃないか。そして答えは、「暹」だ。


「歴史を遡る」の反対の意味合いとしては、
「未来を予測する」や「未来を計画する」などが考えられますね。^^b

そのため「想う」「窺う」「図る」の中では「図る」が最も適切かもしれません。

なぜなら、「図る」は計画や戦略を立てるという意味が含まれているからです。


漢検1級漢字「暹」と「さなだ(絛)」の由来『亀のチャレンジ』blogmura.com
https://challenge.kamenokoki.com/kanken4/20220107



(* ̄ノ日 ̄) ・・・。


『マニ宝珠』
摩尼宝珠は「火」(カ)と「水」(ミ)の二つの事象を統合した形で神の姿を具現化した容という。

察しのいい方なら、このタイトルが『Wizardry』ベースなことはバレバレだろう(笑)。

でもネットでネタを集め、AIがワイに創作のアイデアをいろいろ用意してくれるものだから‥


(●'ω') 今の構想だと、タイトルをも変えなきゃならなくなるが。先ずは区切りをつけんとか‥。

・・・

2023-11-13
【真魚の祝い】

「さあ、お食べな」

言われて恐る恐る目を落とすと、経葉に美しい魚の胸ヒレがひとつのっている。
真魚の祝い.jpg

ちょっと頑張ったが、この辺が限界だった★

衣装のデザインとかは参考にできるが、やはり自分で描く方が早いかな~。

・・・

2023-09-22
\\等身大 // 初音ミクさんを自作「総集編」【ずんだもん実況】Handmade Doll
https://www.youtube.com/watch?v=4s8xC_jC5Lw


【brina(仮題)】
胸に当てた手に心臓が鼓動しているような魔力の働きが伝わってきた。

ふと気づくと、ほんのりと赤みがさす肌。

生気のなかった青白い肌が、みるみる生気を帯びていく。

さすがに驚いた。文書によれば古の神に生きたまま魂魄を引きずり出され、

不老不死の魔人は魂を囚われ、輪廻の螺旋から外れた魄は容を失ったと云われる。

異界に渡った傀儡子は朽ち果てることなく残った肉塊を持ち帰り、

娘の遺骸から肉体を復元したとある。

心臓の代わりに賢者の輝石を仕込んだとあり、魔力を動力源とするという。

血液の代わりに辰砂を身体中に巡らせることによって半永久的に動くのだと。

娘の魄を隠世から喚んでオリハルコンに閉じ込め、生ける人形は完成した。


思い返している合間にも変化はそれだけに止まらない。

娘の胸が静かに上下しだした。

呼吸? ‥している。これが‥人形? ・・・まるで生きているようだ。

いや、賢者の輝石を動力として "辰砂を身体中に巡らせる" のであれば・・・、

肺呼吸の必要性は‥?

しばらく考えた末、ふと娘の鼻に手をかざしてみると温もりを感じる。

ああ~。冷却と排熱が必須なのは人間と同じなんだなと得心がいく。

ふむ。これは興味が尽きない。

すっかり探究心に火が点いて、食事は摂れるのだろうかと目を移したところへ、

すぅ――っと深く息をついて、娘が薄っすらと目を開いたではないか。


ギョッとして娘の胸元から手を離して後ずさる。ふぅ・・・心臓が止まるかと思った。

魔力を分け与えたのだ。決して、誓って、やましいことをしていたわけではない。

娘はまだ意識が朦朧としている様子で、目だけを動かして周りを確かめていた。

やがて気配に気付いたのか、顔をこちらに向けて目を瞬かせる。

目を細め、こちらを凝視する。どうも寝ぼけているのか、目が悪いのだろうか。

互いに無言で見つめ合っていたが、

俯いた娘は「キャああ!」と、振り鐘のような悲鳴を上げて体を丸くする。

ううむ。俺の鼓膜は亡くなってしまったが、娘の声帯に異常は無さそうだ。

さらに女性らしい反応から、十分人間らしい感情も持ち合わせているとみていい。

※FF4は男児人形を「Calca」女児人形を「brina」で分けている。

・・・

2023-04-30

キタ―(゚∀゚)― !!.jpg
『ポプラ』ポプラの花言葉は「勇気」と「度胸」

ペルセポネーに力を授かってね。‥‥フフッ。落とし前を着けなきゃ、信用に関わるからねぇ。

アタシが手を貸すのはここまでサね。お前さんには世話になったね。礼を言うよ‥‥

穏やかに。。温かな感情が伝わっくる。そして現れた時と同じく唐突に、幽霊の気配が消える。

狐につままれた気分だったが、ふと気が付くと、一枚の金貨が握られていた。



2022-11-14

――! これはいったい‥‥

彼女が円柱の水槽の中に入れられていた。

驚いたのは何人も‥、よく見れば、胎児から幼児の姿の彼女が水槽に安置されている。


『案じることはない。これらは全てクローンとして培養されている素体(クローン)だ』


「培養された素体‥‥では、お屋敷に居る彼女がオリジナルですか?」


『‥あれも、クローンなのだ。オリジナルは既に喪われておる‥‥』


「す‥すみません。察しが悪くて‥‥。これはどういうことか説明していただけるのですね」


『うむ。まず、上に居る娘の肉体に起こっている状態について説明しよう。

 培養によって生成した肉体は3~10年ほどで何らかの異常で崩れてしまうのだ』


「崩れるとは?」


細胞に異常が表れて突然、死滅し始める。

薬で抑えても‥高い免疫の獲得には多くの疾病を経験していかねばならぬのだ。

オリジナルそのものに先天性の疾患がある以上、クローンも同じ疾患を抱える。

加えて、クローン再生による肉体はオリジナルより免疫力がとても弱い。

‥そう、いわば仮初めの肉の器の運命といえるだろう。


肉体の培養は胎児から生成され、娘が亡くなった12歳まで成長させて取り出す。

その間は、オリジナルが死んだ日の瞬間までの記憶をクローンの脳に転写させている。

目覚めた娘は自身が本物であると疑わない。

素晴らしい技術だろう?‥‥だが、さらにもう一つ問題がある。

今の娘は三代目になるが‥‥、

先に死んだクローンの記憶は引き継いでおらぬから、娘だけ生きていた時間が戻るわけだ。

しかし娘の時間は戻せても、儂の年齢は進んでおるし、外の環境も様変わりしていく。。


『いろいろと手は尽くしたよ。‥しかし老いは隠しきれぬし、いずれ儂の時は止まる』


『君には‥娘と愛を育んで、儂の孫を作ってもらいたい。

 君の健全な遺伝子が‥‥正確にはクローンであるが。娘の遺伝子のエラーを修正するか、

 或いは強い生命力を有して、誕生した孫には多くの可能性のある未来が望めるだろうと』




2022-10-16

【Söldnerschild Special】にかんば
https://www.youtube.com/watch?v=Ik4KDzS0Rx4&list=PLgp81zpj7G6jIXu1eH_e4KVxQTVK7zklc
↑ 発掘したぜ!!このゲームもワイの創作に影響与えてるのは間違いない。


ここで最後の部屋だ。

扉は内側から固く閉ざされ、生半可な力では破れそうにない。

投降を呼びかけてみたが、返事はない。


「女たちであれば、中で首を括るか‥毒を飲んでいるかもしれねえですぜ」


扉の隙間から覗き込み、聞き耳を立てる手下たちも、室内の静けさに状況を察する。


「‥まあ毒なら、まだ助かるかもしれない」


醜女であれ、貴族で若い娘なら身代金で稼げるだろう。

幸運なら、高価な宝飾品を身に着けている事も考えられる。

懐に中和剤があるのを確かめ、~に渾身の一発をかますよう指示した。

呼ばれて扉よりも大きな巨躯が進み出る。

扉を観察した~は、ハンマーを翳して人差し指を立てた。


「よし。駄賃1銀貨に、豚と酒樽1ツだ」


~は頷いて、皆に下がるよう手を振るとハンマーを振り上げる。

一瞬の静寂の後――、


ドゥゥゥゥン!!


建物全体が揺れた気がした。同時にパラパラと天井から塵が落ちて埃が舞う。

埃が収まるのを見守る列を割って、~は悠々と外へ出ていった。

扉には大きな穴が開いていた。

元大工の~が手早く鉄梃で穴を拡げ、鍵を外した。合図で一斉に踏み込む。

だが案の定、葡萄酒と香水瓶の置かれた小さな卓を囲んで、女たちが床に倒れていた。

着衣から察して、城主の妃と侍女、召使いらも既に息をしていなかった。

来るのが遅かったと、好色な~は落胆している。


「まだ息がありやすぜ」


まだ幼さの残る娘だ。弱々しいが息がある。しかし眼の焦点は合わず、かなり危険な状態だ。

迷うことなく中和剤を口に含むと口移しに、娘の喉に流し込む。

飲み下す力は残っていたが、手遅れだったようで娘は俺の腕の中で息を引き取ってしまった。

一瞬の静寂のあった刹那、物音がして振り向くと、若い娘が手下に羽交い絞めにしていた。


「この娘、逃げようとしましたぜ」


尚も暴れる娘の腹に、手下が軽く拳を叩き込む。

うぐっ‥と呻いて激しく咳きこむと、観念した様子で おとなしくなった。


「一応、縄で括って轡を噛ませておけ」


連れ出すように合図し、見分を済ませると死体を運び出した。

集めた領民の前に、城主の首を晒し、妃と娘の遺体を示し完全制圧を宣言する。


「以後、我々は~様に従います」


どんなに慕われた領主であったとしても、死人では因べもない。

統治者に臨むに当たっては、残忍でも初めに強烈な印象付けが肝心なのだ。

悪政であれ、善政を敷いたとて、乱世で力を持たぬ支配者は淘汰される。


降服した商人出の執事と、不甲斐なく投降した守備兵長を呼ぶ。

執事には忠誠を誓わせたうえで、城主夫妻の葬儀と、城に必要な者を補充するよう指示した。

腕に信用のおけない守備兵長は一兵卒に降格して、手下の~を就ける。



「召使いの処遇はいかがしますか」


執務に追われる俺に、囚人の監理を任せていた~が指示を仰ぎに来た。

逃走を試みた妃の側仕えと思しき小娘の事だ。


「(領民の)家族から安否の問い合わせは無かったように思うが‥‥」


補佐役で記帳係の~が、首肯する。


「会ってみますか。娘に遺恨なければ、町へ使い走りに働かせるのもいいでしょう」


確かに、細々とした買い物を済ませるのに手下へ駄賃を握らせるのは高くつく。

ここに居られるのも冬を越すまでですし、と付け加える。

どうにも領主の遠縁を名乗る貴族に俺たちを討伐する動きがあり、

春になれば食い詰め共を引き連れた連中と一戦交えることになりそうなのだ。


娘の様子を聞くと、素性は明かさないという。

仮の名前を「~」と呼ばせているらしい。


「いいだろうw 俺も昔、流浪の王族っていう成りすましで遊んだことがある」


ただの一度きり、女を買う金が無くて出任せを言ってみたら、タダで抱かせてくれた。


「現在も、そういう設定ではありませんか」


古代東洋で、立身出世した劉備という男が皇族の末裔と出自を謳って成功した例に倣い、

俺も〇国の末裔だと一応は喧伝しているが‥、今のところ実感できた効果はない。


「茶化すんじゃない。でもまあ、子供と語り合うなら『ホラ吹き男爵』でいってみるかww」


「なんです、それは(呆れ)‥‥」







2021-12-25
天井は完全に崩れ去り、床は調度品や屋根の残骸が散乱していた。

二階建ての兵舎だったであろう建物は、石の枠組みを遺すのみの有り様だ。

目を引くものは天井を支えていただろう石柱の列が整然と建っているくらいか。

手下たちは目ぼしいものなど何一つないことを覚り、落胆の声を上げるが。

しかし俺は、この砦が旧い街道の監視塔であったことを見抜いた。

厠の数で30か50名の兵及び従事者が、
麓の焼け跡には彼らの家族が暮らしていたと推測できる。

・・山の水量は豊富といえないが、沢から流れる水は砦と、
麓の集落跡へ繋がって乾期をしのぐ貯水池があれば、農作物も期待できそうだ。

害獣を駆逐し、集落を襲った野盗の備えを固めて土地の領有を認めさせれば、


流浪の傭兵頭から領主に身を興せる‥!


そのためには再建の職人と、開拓に使う人手が必要だ‥。



2021-12-23
間者の手引きで、まんまと村に侵入した俺たちは、

村長の屋敷に押し入り、長の身柄を拘束した。

別動隊も首尾よく見回りの男たちを縛り上げる。

この間10分とかからず、教会の塔から合図の灯を点す。

明け方には手下全員が入って村を完全制圧した。


「頭。全員、集めやした」


小僧を使いにやって村長の屋敷の前に村の大人たち全員を集めさせた。

集まった村人は俺が潜り込ませた間者に気づいて、怨嗟と悲嘆の声を上げた。

俺の横には昨日まで村の教会で熱心に説法を説いていたであろう、

修道士姿のサグが澄まし顔で控えていた。

この非道は坐国軍大将の承認を得ているとして、全ては乱世の習いだと高らかに公言する。

加えて、この村は蛾国の招兵要請に応じ六名を出征させた。

我らの勧告を無視して抵抗する構えを見せたとして、

武力を振るったことは正当であるから反抗すれば、相応に対処すると締めくくる。


「この村は、今より坐王国の統治下に置かれる」


村人たち‥特に男たちは反乱の意思を削ぐ必要がある。

俺は手下に拘束した村長を連れて来させ、腹這いの姿勢にするよう指示した。

控えていた手下が戦斧を手渡したのを見て村人は皆、青ざめる。

俺は無言で振り上げた戦斧を振り下ろし、彼らの目の前で村長の首を刎ねた。

悲鳴が上がり、動揺する村人を手下が凄んで落ち着かせる。

新人の手下らが死体を片付けた頃合いを見て俺は、
村長の家族を手下の自由にさせると宣言して目配せする。

手下が示し合わせた通り村長の妻娘を教会の地下蔵に連れて行った。

村の男たちの表情は恐怖で強張り、女たちは早くも顔を覆いすすり泣く者もいる。


よし。もう一息だが‥‥。


初老の体格のよい男が、こちらを睨んでいる。

その眼は鋭く、敵愾心に満ちており、
反抗心の表れた渋面は怒気で紅潮し、隙を窺う猛禽の冷血さが感じられた。

俺はおもむろに剣を抜いて床几に突き立てた。

それを見た村人は皆、声を上げて震えあがる。


「見ての通り、この村は我らの手の内にある」


だが、この中に俺と生死を賭けて挑む勇者がいるのなら―


「この俺に勝てたら、我ら傭兵団は村から出ていくと約束しよう」


と意味深に語り掛け、手下の剣をとって罵り、俺はヤツの方を見て嘲る。

狙い通りだ。男は前に進み出て、剣を引き抜くと勝負を挑んできた。

村の男たちから歓声が上がり、女たちは天を仰いで祈る。

俺はコートを脱いで、暗器などを持っていないことを手下たちに示す。

手下たちも歓声を上げ、男にヤジを飛ばして嘲弄する。


このクソがっ。静まれ‥‥流儀も忘れたか!


心の奥底から狂喜の感情が湧きたつ‥、
俺に憑依した殺人狂の悪霊が獲物を得たとみて暴れだした。

俺は今にも斬り掛かりそうになるのを懸命に抑え込んで男と向き合う。

サグが笏杖を天に掲げ、地面に落ちたのを仕合の合図だと審判を買ってでた。


 ・・‥‥ ――コツッ


【ゆっくり歴史解説】中世ヨーロッパの貴族と奴隷の日常を比較
https://www.youtube.com/watch?v=kro8DcPgVm8



2021-11?
「Runanというところに住んでいたのですか?」

「え?いえ、私の父がルナンという名で‥」

その息子だからルナンサンと名付けられたと話した。

安直な名付けでしょうとルナンサンは肩をすくめて笑う。

彼は納得した様子で至極真顔で受け応える。

「なるほど。地名に因んだ名付けの風習もあるので一応確認しました」

彼はそう言って、しばらく思案していたが、、。

唐突にヨシっと一人納得して頷くと、

「貴方はこれからルー‥いや、ラバーキン・コミューンと名乗りなさい」

悪戯っ子のように笑顔を見せて言った。





ルナンは、フランス北西部のブルターニュの
コートダルモール県にある*コミューンです。

*11〜13世紀の中世ヨーロッパで、
王や領主から特許状により一定の自治権を認められていた都市。



ルナンはスコットランドのアンガスにある同じ名前の教区にある集落で、
モントローズの南6kmにあります。

集落は、ルナンウォーターの河口にある、
それ自体が集落でもあるルナン湾を見下ろしています。


【ルー】
ケルト神話における太陽神。
「ルー」という名はアイルランド語で、ウェールズ語では「レイ(Lleu)」、

フランスでは「ルゴス(Lugos)」として知られる。

しばしば「長い腕の」という二つ名をつけて呼ばれる。


ルーは誰よりも秀でた能力のようなものを持っていなかったが、
全ての能力において優れていて欠点がなかったとされている。

彼の持つ輝く槍は敵を見つけるとひとりでに飛んでいき相手を倒すという。

またバロールを倒した一撃は
バロールの邪眼の魔力が届かない距離からの投石器による攻撃だった。

ルーが「長い腕(ラムズハザ)のルー」と呼ばれたのは
こういったことに所以している。

また技芸と職人の神として「グイズブル(フィズヘルとも)」と呼ばれる
ボードゲームを発明したとされる。

アイルランド語で妖精を指す「ルホルパン(Luchorpain)」という言葉は

「小さな腰の曲がったルー」という意味で、

さらにルホルパンという語はレプラコーン(レプラホーン)の語源である。


【レプラコーン】
アイルランドの民話・伝承に登場する妖精レプラコーンは、

“小さな体” を意味し、背丈1フィート半(約45センチ)程度。

赤い帽子と服を着た老人の姿をしている。

地方によって違った名前を持つのもレプラコーンの特徴で、
「ラバーキン」「ラヴロガーン」「ラクリマン」「ルーラコーン」
と呼ばれる場合もあるようです。

「ラバーキン」は家族同士を導いてくれるという存在として
ゲームに登場している。





「やあ、娘さん。爽やかな風が心地よく見晴らしのいい丘で、
 一緒にスフレを食べながら、君の推す屋台について聞かせてくれないか?」

~は私を訝しむ様子を見せたままだが、
スフレの入った包みを見、差し出したクチナシの花を受け取ってくれた。

‥うむむ。このような気持ちはメアリを収穫祭見物に誘った時以来だ。。

小間物トゲマル工房(仮)まで歩きながら話をしないかと誘うと、

はにかんだ笑みを見せて応じてくれた。やや緊張が和らいだようだ。


「ご機嫌よぅお爺さん。先月くらいから毎日お食事にいらしてますよね」


なんと‥、初めは店の奥から遠目で見ているだけだったというのに。


「いつも心付けくださるの、とっても助かってますわ」


軽く会釈して、自分のような小娘にどのような御用があるのかしらと、
彼女の青い瞳が私の目を真っ直ぐに見つめてくる。


「君くらいの若い娘さんがね、陽が落ちてからも働いているのに感心してね」


私は本心から労いの気持ちを込めて答えた。

すると彼女はつまらなそうな表情をみせると、
私の下心など見透かしているとでも言いたげな、自信ありげに口角を上げる。


「回りくどい言い方をなさらなくて結構よ」


クチナシの花を指先でクルクルと回して、天使のような笑みを見せた。


「それで?私をいくらで買いたいのかしら」

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